無記憶症候群

思い出すことばっかりだ 場面場面に君がいて
カットしようとしても 其処彼処 映り込んでいて

出会った頃の気風良さ 求め過ぎちゃダメなんだろう
しょうがないんだけど 変わっていって

君にとってはたった一回の失敗 僕にとっては繰り返し見た失態
永久と思った百年の恋も 酒が抜けるように冷めた

もうお別れだ そろそろいくよ ちょっとの間 寂しくなるけど
大丈夫さ すぐ忘れるよ ちょっと多めにお酒でも飲みな
冬に手を振り 春を迎えに また会う日まで


思い出すことありますか? 春の桜 夏の市場
悔しいんだけど 色褪せそうにない

君にとっては酔いどれの朧気 僕にとってはかけがえない思い出
重ねれば重ねるほど 平行を保てない天秤

楽しかった 愛していたよ もう言いたくない けど真実だ
ずっと時々 思い出すんだろう 記憶がある あぁ 不便だ
愛し憎しの記憶を胸に 生きていくのだ

忘れることに慣れて 困ったら忘れたふりをして
生きていくその隣に 僕はもういられない

もうお別れだ そろそろいくよ ちょっとの間 寂しくなるかな?
忘れていくよ その能力は君が頭抜けてる
冬に手を振り 春を迎えに また会う日まで
僕には再会 君は初めての気持ちで