つぶやき思考

向かうべき所はぶれていく中で 向かいたい所は減っていく流れ
眺めは毎秒移ろう中で 変わらぬ想い 矛盾だけ咲かせる
人混みに紛れて安堵 薄くても吸うしかない酸素
好きで嫌いなこの街の喧騒 悲しみに対し意地が大健闘
まるでブランコ 喜楽と哀怒の間の区間を
ただただ揺れる静かに激しく どんな花であれいつか枯れ散る
無意識に取るバランス イヤホンから鳴るバンプのランプ
「落としたもの無くした類」 どれだけ大事だったか再確認
つかもうとしてはみたけれど つかめない まるで砕砂のよう
はなそうとしてはみたけれど はなれない まるだ砂鉄のよう
歌うべきことは増えていく中で 歌いたいことは減っていく流れ
一人じゃない と言い聞かすことで 余計に孤独を感じる夜の背
オレにとって何が幸せ 揃えられないバラバラの絵合わせ
手合わせ祈れど神などいない 現在はつけてきた足跡次第
どうあがこうと変わらぬ過去なら未来を変えるためにあがこう
やっぱどこか無念を愛してる だから恐れずに前に行ける
ああ 頑張るよ 少しずつだけれど先のこと
過去の岐路は全て正解だと言い切る為に今を生きる
つかもうとしてはみたけれど つかめない まるで砕砂のよう
はなそうとしてはみたけれど はなれない まるだ砂鉄のよう
誰と話せどにわかに感じる違和感 しらばっくれては毒だけ散らかす
誤魔化しながらの苦笑い やっぱりオレには似合わない
朝方の渋谷 物悲しくなる 祭りのあとのよう 続く幾晩
何が無駄で何が大切か眠らず探す真の解決策
正解不正解は知らない 誰もがただ漂う筏
どこに向かうべきかは知らない 正しいと信じ進むしかない
おもりをのせて落としてはのせて 沈まずなんとかここまでこれて
今もオレはここに立ってる 幸せなんだよな これって
誰だって一人なんだけど 誰だって認めたくなくて
オレだって一人なんだけど オレだって認めたくなくて
つかもうとしてはみたけれど つかめない まるで砕砂のよう
はなそうとしてはみたけれど はなれない まるだ砂鉄のよう