拒絶

また手は拒まれて パントマイムの様に戻した
見えないはずの重力に潰れる
想いの行方は阻まれて 透明な箱の中
温もりはもう忘れた

疲れ気味の眼差しに 伝える事もできずにいる
今も変わらず愛しているよ
あの頃の笑顔に たった一度でも会いたくて
でも方法はもう忘れた

そんなに多くを求めてしまっているだろうか
また遠く離れる距離を 縮めることは二度と無理なんだろうか

欲しかったのはなんだった ありふれたもののはずだった
求めるものが違ってた? 知らないけれど
自分にしか触れない手 一人より孤独だ
君の裸ももう忘れた

そんなに悪いんだろうか 触れたいと思うことが
見えないけれどある壁 取り除くことはもう無理なんだろうか
私が悪いんだろうか 触れたいと思うことは
また遠く離れていくから 他の誰かに触れた方が良いんだろうか

また1から振り出しだ 晴れ間に雨降り出した
アスファルトに弾かれる雨粒