彼岸花

拍車のかかる賑わいの輪 少し離れ 穏やかに笑う
夏の暑さを私でさえ 涼しげに感じる程

ゆらゆらゆれる 月を見守る 慈愛に 満ちていく 共に

凛と咲く その笑顔に 時に毒混じりのその言葉に
ここでいいから触れていたい それが私の糧だから
「また会う日を楽しみに」

時々見せる寂しげな眼 隠すように和やかに笑う
無力ならせめて声高にしょうもない話で風を流す

くらくら浮かぶ 過去は蜃気楼 確かなのは今しかない

凛と咲く 笑顔の影 普段見せぬ葉が咲かせる花
あなたの優しさのように そっと さりげなく照らせたら
「思うはあなた一人」

咲いてる花にだけ綺麗と言うのは なんだかずるい気がして
それでもあなたは苦労など見せないだろう あるがまま

凛と咲く その笑顔に 時に毒混じりのその言葉に
ここでいいわけじゃないけど 触れていたい できるだけ
凛と咲く 笑顔の影 普段見せぬ葉が咲かせる花
あなたがくれた優しさのように そっとさりげなく照らせたら
「思うはあなた一人」

「また会う日を楽しみに」